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ビデオ・アーカイブ
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ビデオ一覧
*本ページでは2018年3月31日時点で登録されていたビデオのみが表示されます第1位
真核生物 アクセス数:868
クサリケイソウの舞
種名:Bacillaria
AL-Museum AL-Museum
細長いケイソウが多数側面でつながり、その連結面をずらすようにして、前後にうごく。 動きは結構早く、全体としては筏あるいは簾がのびたり縮んだり、画面いっぱいに乱舞するかのような光景がみられる。
第2位
真核生物 アクセス数:238
巨大アメーバに運ばれて動く粒子たち
種名:Amoeba and Testate Amoeba
AL-Museum AL-Museum
糸 のような偽足を沢山伸ばし、背中に粒子を背負ったアメーバ。やがて3個の粒子を手繰り寄せ偽足は別の方角から伸びてくる。アメーバ本体はどこにいるのだろ う? シヌラを避けるように偽足を縮めたアメーバは、やがて別の方向に偽足を伸ばし動き出す。新たな粒子も加わり、さながら大艦隊の移動風景だ。
第3位
真核生物 アクセス数:212
マウス気管の繊毛
種名:Mus musculus
浜松医科大学 池上 浩司
マウスの気管で運動する繊毛。一つの細胞の表面に300本ほどが密集し、束になって運動する。運動の周波数は、10~20 Hz程度。束が規則的に“ウェーブ”を作り出しており、このような運動様式を「メタクローナルウェーブ」と呼ぶ。
第4位
真核生物 アクセス数:201
助細胞による花粉管の誘引
種名:Torenia fournieri
名古屋大学 WPI-ITbM 東山哲也
花を咲かせる植物である被子植物は、進化の過程で、鞭毛ダイニンなど鞭毛をつくるための遺伝子を捨てた。このため、植物の精細胞は自ら泳ぐことはできない。その代わりに素早く、水の少ない環境でも精細胞を卵のある部分まで運ぶのが、花粉から伸び出す「花粉管」という細胞である。花粉管細胞は、精細胞をエンドサイトーシスで取り込んだ状態で運ぶ。花粉管がなぜ正確に卵の場所までたどり着けるのか?およそ140年にわたって探索されてきた花粉管誘引物質が、このムービーが示す、「トレニア」というユニークな植物を使って発見された。トレニアは卵組織が組織に包まれず露出しており、花粉管が卵組織の先端に正確に誘引される様子を直接観察することができる。卵細胞のとなりに2つある助細胞が花粉管誘引物質を分泌すること、そしてその誘引物質は約65アミノ酸からなるシステインに富む複数のペプチドであることが明らかとなり、ルアーと名付けられた。
第5位
分子・タンパク質 アクセス数:187
筋収縮中のアクチン結合ミオシン-II(クロスブリッジ)の動き
種名:Rabbit
大阪市立大学 片山栄作
動画前半は従来の単純なレバーアーム首振り説に基づくミオシン・クロスブリッジ(頭部)の動きを示す。このような動きは、ATP結合の有無におけるミオシンの結晶構造の特徴、および、「張力発生中にモーター領域は動かない」との実験事実に基づいて想定された。パワーストロークは、ATP非結合状態においてアクチンと強く結合する硬直複合体中のミオシン(1DFK:レバーアームは伸展状態)と、ATPを結合しレバーアームが強く屈曲した構造(1DFL) の間の遷移である。アクチンに結合するモーター領域がアクチンに固定されればレバーアーム部分が動き、首を振ることになる。 動画後半は急速凍結レプリカ法により片山(文献1-2) が直接観察した電子顕微鏡画像から示唆されるミオシン頭部の動きを示し、われわれの解析(文献3-5)により存在が明らかになった新たな中間体の構造を含む。In vitroアクチン滑り運動中のミオシンの急速凍結レプリカ像は、動画前半にある従来の説では説明不可能なクロスブリッジの構造を示した(文献2)。われわれはその構造を説明できる新たな中間体を見出し(文献4)、その3次元構造を再構成した(文献4-5)。その新たな構造を含め、時分割化学架橋法による結果(文献6)を勘案することにより、観察結果の妥当な解釈が可能となった(文献5)。クロスブリッジ・サイクル過程の大部分で新たなコンフォメーションを取っていることが想定される。 [文献] 1. Katayama E. The effects of various nucleotides on the structure of actin-attached myosin subfragment-1 studied by quick-freeze deep-etch electron microscopy. J Biochem. 1989 Nov;106(5):751-70. 2: Katayama E. Quick-freeze deep-etch electron microscopy of the actin-heavy meromyosin complex during the in vitro motility assay. J Mol Biol. 1998 May 1;278(2):349-67. 3: Katayama E, Ohmori G, Baba N. Three-dimensional image analysis of myosin head in function as captured by quick-freeze deep-etch replica electron microscopy. Adv Exp Med Biol. 1998;453:37-45. 4: Katayama E, Ichise N, Yaeguchi N, Yoshizawa T, Maruta S, Baba N. Three-dimensional structural analysis of individual myosin heads under various functional states. Adv Exp Med Biol. 2003;538:295-304. 5: Kimori Y, Baba N, Katayama E. Novel configuration of a myosin II transient intermediate analogue revealed by quick-freeze deep-etch replica electron microscopy. Biochem J. 2013 Feb 15;450(1):23-35. 6. Andreev OA, Reshetnyak YK. Mechanism of formation of actomyosin interface. J Mol Biol. 2007 Jan 19;365(3):551-4.
第6位
真核生物 アクセス数:152
Trypanosoma brucei bloodstream form
種名:Trypanosoma brucei
Institute of Cell Biology, University of Bern, Switzerland Prof. Torsten Ochsenreiter
Trypanosoma brucei (Mitat1.1) is a single celled protozoan parasite that causes Human african trypanomiasis and Nagana in cattle. The movie is in slow motion the cells actually swim much faster. Images were captured by Dr. Torsten Ochsenreiter using a Zeiss Cell Observer Microscope (63x DIC objective) at the University of Georgia, Athens, USA.
第7位
真核生物 アクセス数:150
フィロディナ
種名:Philodina sp.
下水道局 東京都
大きさは300~1,000μmくらい。体は細長く、脚部は1本で、肢部に4本の趾がある。頭に二つの繊毛環があり、眼点は脳の上にある。ヒルのように伸び縮みしながら、フロック間を移動する。また、フロックが小さくなると繊毛を回して泳ぎ回ることがある。頭部の繊毛を動かして、小形の鞭毛類や細菌類を摂食する。頭部の繊毛環を体内に引き込むことができる。
第8位
真核生物 アクセス数:146
トラケロフィルム
種名:Trachelophyllum sp.
東京都 下水道局
大きさは40~50 μmくらい。体は細長い扁平のフラスコ状で、先は円筒形。体中に繊毛が生じるが、先端は長めの繊毛がある。頭部を柔軟に動かして、フロックの周りを回転したり、身をくねらせたりして動き回る。食物源として主に微小な原生動物を摂食する。
第9位
原核生物 アクセス数:145
Myxococcus Xanthus gliding motility (on TPM Agar)
種名:Myxococcus Xanthus
Princeton University Akeisha Belgrave
Myxococcus Xanthus gliding motility (on TPM Agar)
第10位
真核生物 アクセス数:139
マクロビオツス
種名:Macrobiotus sp.
東京都 下水道局
大きさは0.2~1.0mmくらい。体はうすいキチン質の膜でおおわれ、棘剛毛、よろい板を持っている。四対の歩脚があり、先端部に爪がある。口と肛門の付近に、それぞれ線がある。本来は土壌中に生息する生物である。卵を脱皮した皮の中に多数個生む。動作はのろく、ゆっくり歩く姿がクマに似ているのでクマムシと呼ばれる。エサに口から出した歯針を刺し込み、咽頭の働きにより内容物を吸引する。ビデオでは出産がみられる。